「やさしく学べる微分積分」 読みました

短大時代の微積の授業の教科書でした。同じシリーズの線形代数と一緒に、私の数学力の基礎を作ってくれました。そういった意味で、一番思い入れのある
本かもしれません。

本の目次

1 1変数関数の微分積分

§1 1変数関数

§2 1変数関数の微分

§3 1変数関数の積分

2 2変数関数の微分積分

§1 2変数関数

§2 2変数関数の微分

§3 2変数関数の積分

感想

大学レベルの微積の教科書としては、一番計算手順が詳しく載っているのではないかと思います。数学に慣れていない人だと、なぜその発想になったのか分からないことが多いので、手順が詳細なのはありがたいです。

私はこの本のおかげで曲線の接線を求める、という微分のイメージがつかめました。

I、数IIを学んでいれば大丈夫

この本の前提知識は、高校数学の数IIくらいまでではないかと思います。一応必要な知識の解説はされていますが、指数対数や三角関数のあたりの説明は軽く流す程度なので。

IIに不安がある方は、白チャートなどを使って基礎固めをしたほうがいいと思います。私は今でもたまに白チャートを開くことがあります。数学があまり得意ではないので

計算の手順書

この本の特徴は、解を求めるまでの式変形などが詳細に載っていることです。定理や証明を見てすぐに理解できなくても、例題で手順を追えば分かることもあります。

逆に言えば、興味深い証明を行なっているとか、内容を深く掘り下げているわけではないので、既に十分な数学力を持っている人はあまり得るものがないのではと思います

科学技術の入場券

科学技術の何かの分野を真剣に勉強しようとした時、おそらく避けては通れないのが微分積分でしょう。本当にたくさんの分野で基礎知識として位置づけられています。

しかし数学歴が浅いと、入門書レベルの解説でもついていけないことが多いです。その点この本を読めば、数学的に厳密かは一旦置いておいて、とりあえずは計算ができるようになります。このようなスタンスの本は、私のような超初心者にはとても貴重でした。

関連図書

1.「やさしく学べる線形代数」 石村 園子 著

同じシリーズの線形代数版です。内容は微積版と同じく、計算手順に特化してあります。私の専門の機械学習では線形代数は自然に出てくるので、どれだけ助けられたか計り知れません。

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