「ノーゲームノーライフゼロ」 観ました

アニメ版を観て気に入っていて、劇場版が上映されるとのことで思わずチケットを買ってしまいました。
原作とは雰囲気が異なり、シリアスで悲壮感の漂う作品でした。
多分にネタバレが入ると思います。あらかじめご了承ください。

あらすじ

それは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる
《盤上の世界(ディス・ボード)》が
創造されるはるか以前の出来事。
世界を統べる唯一神の座をめぐり、
終わりの見えない大戦が続いていた時代。
天を裂き、地を割り、星さえも
破壊し尽くさんとする凄惨な戦争は、
戦う力を持たない人間たちに理不尽な死を撒き散らしていた。
強大な力を持つ様々な種族に追いやられ、
存亡の危機に瀕する人間を率いる若きリーダーの名はリク。
一人でも多くの人間が明日を迎えるために心を砕き、
擦り減らす日々が続くある日、
リクは打ち捨てられた森霊種(エルフ)の都で
機械仕掛けの少女・シュヴィと出会う。
機械には持ち得ぬ心に興味を持ってしまったことで
エラーを起こしてしまい、
仲間たちから廃棄されてしまったシュヴィは、
エラーを修正するため、リクに《人間の心》を
教えてほしいと頼むのだが……。
これは六千年以上もの昔に紡がれた
《最も新しい神話》へと至る《最も古き神話》。
記録にも記憶にも残らない、
誰にも語られることのない物語が今、幕を開ける——。
(公式HPより)

映画の内容

この作品は原作やアニメの知識がある人向けの作品だと思います。せめてアニメくらいの知識がないと、細かな設定が理解できないのではないかな。
そして原作などを知っている方にとっても、本作は面食らう内容になっていると思います。
本作は主人公リクの、仲間に対する「命令だ、死ね」というセリフから始まり、これは何か空気が違うぞ、と感じさせます。
その後も原作のコミカルな雰囲気からは想像もできないような、鬱展開が続きます。

本作は、原作の舞台となった時代の6000年以上前、盤上の世界(ディス・ボード)が創造される以前の話です。
この時代では様々な種族が統一神の座を目指して争っており、最弱の種族である人間は地底深くに追いやられ、その数を減らしていきました。
そんなある日、人間のリーダーであるリクと、機凱種(エクスマキナ)のシヴィが出会います。
シュヴィは感情の解析をしようとして論理破綻を多発し種族からリンクを解除されていましたが、その後も単独で解析を続けていました。
リクと生活する中でシヴィが感情を獲得していく過程が、本作のメインテーマの一つではないかと思います。

その後話は進み、人間の反攻が始まります。
リクとシヴィを含む人間陣営の一部が身を隠し、「幽霊」として、大戦に勝利するために世界中で暗躍を始めます。
強力な種族である「ドワーフ」、「エルフ」、「フリューゲル」を争わせ、漁夫の利を狙います。
リクはその過程で自身の体に大きなダメージを受けながらも、計画を進めます。

そんなリクのために、シヴィは早く計画を進めようと焦り、単独行動をしてしまいます。
しかし不幸にも道中でフリューゲルのジブリールに見付かってしまいます。
ジブリールは理不尽なまでの強さで圧倒し、シヴィを追い詰めます。
それでもシヴィはリクのため、種族に再度リンクして自身の記憶や知識を共有します。
シヴィの記憶によりエクスマキナの協力が得られるようになり、リクの計画は最終段階を迎えます。

「幽霊」の暗躍により各種族の対立は決定的なものとなり、互いの最終兵器を撃ち合うことになります。
そしてその強大な力に反応して、統一神の座を与える聖杯が顕現します。
しかし、リクは聖杯を手にはできませんでした
代わりにゲームの神様であるテトが聖杯を手に入れ、ディス・ボードの創造により大戦を終わらせます。

感想

少し説明不足の感はありますが、原作を知らない人でもシナリオや映像を楽しむことはできると思います。
ファンタジーの世界観なのでエルフやドワーフや魔法など、基本的な設定は理解できると思います。
予備知識があった方が楽しめるとは思いますが本作を観てから、気に入れば原作やアニメに行く、というのでも楽しめるのではないかと思います。
種族を超えた愛や弱者の反攻をテーマにしたシナリオや、迫力のある映像と音響は、ぜひ一度映画館で体験することをオススメします。

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