2020年くらいって、外国語できたら就職できたらしいよ

「え~!今ならアプリインストールするだけじゃん!子供でもできるし~」

未来ではこんな会話が行われてるんじゃないかな
最近話題のこの本を読んでるとそう思うようになりました



著者は筑波大学で教員をされている落合陽一(おちあい よういち)先生

研究者としてはもちろん、メディアアーティストなどとしても活躍されています
その研究内容はデジタルの世界と現実世界の融合で、「現代の魔術師」などとも呼ばれています
この動画を観てもらえば納得できるんじゃないかと

落合先生は研究だけでなく、社会のあり方や教育などについても独特の考えを持っています
賛否が分かれるとは思いますが、私は全面的に共感しています
そんな落合先生の本を読んでみたので、感想をまとめてみたいと思います

魔法の世界

これから人は「魔法をかける人」と「魔法をかけられる人」の人に分かれていきます
言い換えると「技術や知識を使って便利なものを作る人」と「便利な機械に使われる人」に分かれていきます

「魔法をかける人」はイメージしやすいでしょう
最先端の情報や技術を使いこなし、新しいものを生み出す人たち
既に多くの魔法使いが存在しています

では「魔法をかけられる人」とはなんでしょう?
それを私は、「人間と機械とのインターフェースになる人」ではないかと考えています
たとえばレストランで、タブレットで注文するよりも顔の見える人に注文したい、と思う人はいるでしょう
ホテルなどでも、ロボットより人間にルームサービスをしてほしいと考える人はいると思います
頭のいい人たちが作ったシステムと人間との間に立ち、AIの指示に従って仕事をする
そんな人間が「魔法をかけられる人」ではないでしょうか?

技術の進歩のスピードはすさまじく、今現在は高度なスキルとされているものでもあっという間に陳腐化してしまいます
たとえば翻訳者、通訳者です

今年の初め、Google翻訳に画像内のリアルタイム翻訳機能が追加されました 
スマホのカメラに写っている文字をリアルタイムに翻訳する機能です
これ単体ではせいぜい面白い機能だという程度ですが、これと組み合わせればどうでしょうか

Google-Glass

もしも高精度なリアルタイム翻訳機能がスマートグラスに搭載されるとどうなるでしょう?
ほとんどの翻訳者が必要なくなるのではないでしょうか?
もちろんまだ翻訳の精度は十分ではありませんが、今後さらに向上するのは間違いありません
そうなったとき、スマートグラスでの翻訳は誰でも考え付くことでしょう

同様に音声のリアルタイム翻訳も実用化されてきています
このまま進化が続けば、いずれスマートグラスで音声の翻訳が出来るようになると思います
フレーム部分に骨伝導イヤホン機能をつけて翻訳結果を出力するようにすれば、通訳は不要となります
近い将来、外国語学習はマニアックな趣味になっているかもしれません

これからの人の価値とは?

記憶できる情報量勝負では、人は絶対に機械には勝てません
これからの世界に「物知りおじさん」は不要なのです
肉体労働でも、ほとんどの場合機械の方が早く、正確に、長時間働いてくれるでしょう

そんな優秀な労働者である機械でも持っていないもの
それがモチベーションです

人は歩けない老人を見たとき、「自分で歩けなくても自由に移動できるようにしてあげたい!」と考えて車を作ることができます
しかし機械は歩けない老人を見ても、抱えてあげようとする程度でしょう

まだ出来ていないことを見付けて出来るようにしようとする
その「モチベーション」こそがこれからの人の価値です

感想

今までモヤモヤと感じていたことがズバリと言葉にされていました
学校や職場で何か不満や不安を感じる、でも言葉に出来ない
そんな人におススメです

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